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ザイマックスグループの経営理念の一つに「働く人が元気であり続ける経営の実践」があります。
この理念を体現することが、持続可能な雇用・労働環境につながると考え、
からくさホテルでも独自のさまざまな制度や施策で働く人をサポートしています。
からくさホテル第1号店が開業した2016年以来、親会社のザイマックスグループの支援のもと、外国人スタッフや業界未経験者の雇用を積極的に推進しています。国籍や経験が異なるスタッフがともに働くことで、多様性に富んだチームになっています。
担当業務についてもセクション・部門で区切ることをせず、ホテルでの仕事として全体を分担しています。
さらに、通常は外注する清掃やリネンサプライ分野に関しても、グループ会社が存在することから、互いに研修に参加しあい、課題解決に取り組んでいます。
スタッフが安心して長く働き続けられる職場だからこそ、お客様により良いサービスをご提供できると信じ、からくさホテルではさまざまな制度を実施しています。
階層別に役割を明確にし、より長く働いていただくためのキャリアパスも構築しています。ステップアップの先にマネジメント職だけを置くことをせず、自分の特性に合った仕事を続けていただく下地となる制度です。
語学に関する手当として、特に母国語が日本語ではない外国人スタッフ、および外国語を習得したい日本人スタッフの語学力向上を後押しし、ホテルの接客レベルの向上に寄与しています。
月々の給与に上乗せして支払う退職金制度です。使い道やタイミングの選択権をスタッフに持ってもらうことにより、一般的な「老後にならないと受け取れない退職金制度」より自由度の高い制度となっています。
比較的ホテルに近いところに住んでいただくことを要件に手当を支給する制度です。この制度により、通勤負担の軽減だけでなく、いざという時の対応に向けた協力体制が確立できています。さらに、外国人スタッフには、日本の居住手続きをサポートする仕組みとなっています。
労働基準法に則り、育児休職や介護休職、育児短時間勤務規定などが整備されており、職業生活と家庭生活との両立支援に取り組んでいます。
からくさホテルの人事制度（ジョブディスクリプション）に基づく広範囲な階層別人事研修を行い、スキルアップを図ります。さらに、グループ主催のコンプライアンス研修や衛生管理を含む各種リスクマネジメント研修を継続的に行っているほか、外国人スタッフ向けに日本語接客コミュニケーションプログラムも実施しています。
さまざまな研修を通して、技能や知識を習得するだけでなく、情報交換や人的交流の深耕を目指します。
からくさホテルは、ホテル経営・運営に関する情報を社内で開示することが重要と考え、四半期ごとに目標・実績・課題などを全社員に展開する場を設けています。
親会社であるザイマックスグループの社内広報や、からくさホテルの社内メルマガの発信、ポータルサイトの活用を通して、スタッフの取り組みや成功事例を共有したり、スタッフ同士が「ありがとう」を伝え合うことができる環境をつくっています。お客様から寄せられたコメントも関係者間で必ず確認し、運営の改善やモチベーションにつなげています。
ホテル基幹システムを多岐にわたるシステムと連携させたり、新機能を独自に開発することで、効率化・省力化を図り、スタッフの負担軽減を業務の質向上や新たな職務・モチベーションへ転化させます。
数理最適化技術を用いた部屋割りシステムをグループ独自で開発し、可変型客室と連泊による複雑な部屋割り業務を自動化することで、大幅な省力化を図っています。
本機能は、それぞれの客室が持つ多面性に応じて在庫を表面的に増幅させることで、その時にニーズのあるタイプを最大限売ることができ、一方で、在庫を増幅させて販売していてもオーバーブックしないよう管理できる仕組みです。料金施策だけでなく、在庫管理に着目した、からくさホテル独自のレベニューマネジメントです。
お客様からのニーズが高い非対面チェックイン＆アウト、非接触決済が同時にできるほか、入力内容をホテル基幹システムと連携することで省力化・ペーパーレス化に役立ちます。
今後はさらに、客室清掃・リネンサプライ業務を含めた、ホテル運営全般の包括的な最適化を推進する予定です。
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